【うつ病とは?】うつ病の人がとる行動や初期症状、正しい声掛けについてわかりやすく解説

【うつ病とは?】うつ病の人がとる行動や初期症状、正しい声掛けについてわかりやすく解説

皆さんはうつ病についてどの程度ご存じでしょうか?
残念ながら、精神科でうつ病だと診断されるまで、周りから「単なる甘え」や「気持ちの問題」だと言われる人も非常に多いのが現状です。

うつ病だとハッキリするようになってからでは対応が遅れる可能性があるので、うつ病の人がとりやすい行動や初期症状、正しい声かけについて知り、自身や周囲の大切な人の不調に気づけるようになりましょう。

それでは、うつ病の人がとる行動や初期症状、正しい声かけについてわかりやすくご説明します。

目次

うつ病とは?

うつ病」とは、日常生活に支障をきたすほどにひどく気分が落ち込んだり、物事に対する意欲や喜びを感じることができなくなったりする病気です。

そもそも気分の落ち込みややる気を無くすといったことは誰でも必ずあるものです。しかし、うつ病は何がきっかけで発症するのか分からず、今まで元気だった人がいきなりうつ病を発症することもあります。

うつ病を発症する原因は様々ですが、大きくストレスがかかることがあったり、遺伝だったり薬の副作用などが挙げられます。

うつ病の人がとる行動パターンとは?

うつ病の人がとる行動パターンとは?

うつ病の人がとる行動パターンは、以下の通りです。

  • 遅刻や欠勤が増える
  • 口数が少なくなる
  • 今まで好きだったことに急に関心を持たなくなる
  • 人との接触を避けるようになる

自分がうつ病だと気づかずに症状が現れていることがあるので、注意深く観察することが大切です。それでは、うつ病の人がとる行動についてご説明しましょう。

遅刻や欠勤が増える

うつ病の人の行動パターンに多いのは、遅刻や欠勤が増えることです。

特に今まで遅刻や欠勤なんてしたことがない人が、ある時期を境に遅刻や欠席することが増えたのであれば、その背後にうつ病やメンタル不調が潜んでいる可能性もあるでしょう。

出社していたとしても、以前は仕事をスムーズにこなしていたにもかかわらず、以前では考えられないミスをするようになったり、仕事の効率が悪かったりと失敗ばかり続いている場合も注意が必要です。

口数が少なくなる

こちらも今まで口数が多い人が、急に口数が少なくなった際には注意が必要です。

今までと打って変わって極端に口数が減るだけでなく、自分から話しかけることもほぼなくなります。かといって他の人が話しかけても、返答が鈍かったり、会話が要領を得なくなったり、逆に心を閉ざしてますます話しかけてこなくなります。

無理に話しかけるのはやめた方が良いとはいえ、周囲の人はどう対処すればいいのか困惑してしまうでしょう。

今まで好きだったことに急に関心を持たなくなる

うつ病の人は、今まであんなに好きだった趣味や特技に、急に興味や関心を失ってしまうのも特徴です。

以前は休日に必ずと言っていいほど外出して趣味に興じていた人が、気づけば家に引きこもりがちになっているなどの変化がある場合には、要注意です。

人との接触を避ける

うつ病になると、人との何気ない会話や、ちょっとしたラインの返信であっても、驚くほどしんどい作業になってしまいます。

その結果、知り合いや友人、親戚から親兄弟、姉妹まで様々な人との接触やコミュニケーションを避ける場合があります。症状が酷くなると引きこもりのようになってしまい、生存確認も取れなくなってしまうため、注意が必要でしょう。

うつ病の初期症状

うつ病の初期症状

うつ病の初期症状としては、以下の通りです。

  • 表情が暗い(目がどんよりとしていたり、以前と比べて何かおかしい)
  • 突然涙がでる(以前より涙もろくなった)
  • 物が食べられなくなる(または食べ過ぎる)
  • 眠れない
  • 長期間気分が落ち込む

それでは、うつ病の初期症状についてご説明しましょう。

表情が暗い

うつ病の初期症状として、表情が乏しくなることがあります。

目がどんよりとしていたり、虚ろな表情になっていたり、「以前と比べてなにかおかしい・・・」と感じる場合は、うつ病の初期症状の可能性も考えられます。

身近な家族や友人がそうした状態が続いていたら、「最近疲れてない?なにかあった?」などの声掛けをしてみましょう。

突然涙がでる

自分ではコントロールできないほどの強いストレスや大きな感情を身体が感じ取った際に、涙を流すことは本来自然な反応です。泣くとスッキリするというように、通常は健全な反応なのですが、うつ病の場合は少し違います。

うつ病になると、心のバランスを保つセロトニンの機能が低下しているため、感情のコントロールが上手くできなってしまいます。

以前と比べて涙もろくなったり、些細なことで自分でも驚くほどに涙が出てしまうこともあります。

物が食べられなくなる

うつ病の人は脳内のホルモンバランスの乱れと共に自律神経も乱れていきます。

食べ物を消化する胃腸の働きは副交感神経が有利になっているほど活発に動きますが、うつ病の人は自律神経が乱れているため、食欲を感じづらくなってしまいます。

そんな状態では物が食べられない、飲み込めない、食べたくないと思ったり、食後の胸やけが起こったり、吐き気を催したりと様々な状態を引き起こしてしまうでしょう。

眠れない

うつ病の代表的な初期症状として、不眠症状があります。

これはうつ病の人の約8割が経験する症状だとされており、以下の不眠症状に悩まされやすくなります。

  • 寝つきが悪くなる(入眠困難)
  • 途中で目が覚めてしまう(中途覚醒)
  • 朝早く目が覚めて眠れなくなる(早朝覚醒)
  • 熟睡できなくなる(疲れが取れない)

ぐっすり眠ることは身体にとって大切なことですが、不眠状態が続くと心身の状態にも支障をきたすでしょう。

長期間気分が落ち込む

人は誰でも時に気分が落ち込むものですが、2週間以上も気分が落ち込んだ状態が続いているなら、うつ病の可能性が考えられます。

ストレスを発散する気分にもならず、何をやっても気分が晴れず、何もやる気にならない、など要注意です。

うつ病の人に対する正しい声かけ

うつ病かもしれないと思う人にどのように接していいのか分からず、無神経な声かけをしてしまうと余計に心を閉ざしてしまうので注意しましょう。本人も悩んでいるので、相手を責めたり、まくしたてたりするような声かけにならないように気を付けましょう。

もしもうつ病かもしれない人がいたら、以下のような声をかけてあげることが大切です。

  • 最近調子悪そうに見えるけど、疲れてる?
  • 最近、あまり眠れてないって聞いて、ちょっと心配。
  • 焦らなくていいから、しっかり休んでね
  • 一度、専門のお医者さんに相談してみるのもいいんじゃない?

自分のことを心配してくれている、見守ってくれていると感じさせてくれるように声をかけるのがポイントです。

まとめ

うつ病は決して怠けていたり、逃げていたりしているわけではありません。

一見すると精神的な病気のように感じられるかもしれませんが、実際は脳の働きが低下することによって発症する脳の病気であることを覚えておきましょう。初期症状や行動パターンを正しく理解し、正しい声かけをすることでうつ病の人に対して正しく接することができるのではないでしょうか。

また、「自分がうつ病かもしれない」という場合には、精神科や心療内科を受診してみることをおすすめします。一般に、精神科や心療内科は敷居が高く感じられますが、実際に通院してみると、「思っていたより普通の場所だった」と感じられる方も多いです。

自分の状態を振り返ってみて、「以前と比べて変だな」と感じる場合には、一度自分の状況について医者の意見を聞いてみましょう。

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